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化膿性関節炎

化膿性関節炎とは

化膿性関節炎とは、関節の中に細菌が侵入し、強い炎症を起こす病気です。

進行が早いのが特徴で、短期間で関節の軟骨や骨が破壊されることがあります。また、感染が全身に広がると重い合併症を引き起こすこともあるため、早期診断と迅速な治療が非常に重要です。

発症する関節はさまざまですが、膝関節に最も多く発生するとされています。その他、股関節、肩関節、足関節などにもみられます。

細菌が関節に侵入する主な経路には以下があります。

  • 血液の流れによって細菌が関節に運ばれる(血行感染)
  • 近くの組織の感染が関節に広がる
  • 手術や関節内注射によって細菌が直接侵入する

また、次のような方では感染のリスクが高くなります。

・糖尿病

・肝機能障害・腎機能障害

・関節リウマチ

・ステロイドや免疫抑制剤を使用している方

・高齢の方

化膿性関節炎の症状

化膿性関節炎では、次のような症状がみられます。

  • 関節の急激な腫れ
  • 関節の熱感
  • 強い関節の痛み
  • 発熱

特に「急に関節が腫れて強く痛む」場合は注意が必要です。

ただし、原因菌の種類や患者さまの状態によっては、症状がはっきり現れないこともあります。

化膿性関節炎の診断

診断では、まず病歴や症状、関節の状態を詳しく確認し、感染を疑うことが重要です。

そのうえで、以下の検査を行います。

超音波(エコー)やMRI検査

関節内の膿(関節液)の貯留や滑膜炎の状態を評価します。

関節液検査

関節から関節液を採取し、細菌の有無や原因菌を調べます。

血液検査

炎症の程度や全身状態を確認します。

また、痛風、偽痛風、関節リウマチなど、他の関節炎との鑑別も重要です。

化膿性関節炎の治療

化膿性関節炎では、抗菌薬治療と外科的治療を組み合わせて行うことが多くなります。

抗菌薬治療

原因菌に合わせて適切な抗菌薬を使用します。

外科的治療

関節内にたまった膿を排出し、壊死した組織や炎症を起こした滑膜を切除します。

また、関節内にチューブを留置し、持続的に関節内を洗浄する治療を行うこともあります。

人工関節の手術後に感染が起こった場合には、人工関節を抜去する必要がある場合もあります。

 

化膿性関節炎は、治療が遅れると関節破壊が進み、関節の機能障害が残る可能性があります。

「関節が急に腫れて強く痛む」「熱を持っている」などの症状がある場合には、早めに整形外科を受診することが大切です。

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