関節痛
関節の痛み(関節痛)とは
関節痛とは、膝・肩・股関節・肘・手指などの関節に痛みが生じる状態を指します。
私たちの体には、膝や肩のような大きな関節から、指や背骨にある小さな関節まで、数多くの関節があります。これらの関節が正常に働くことで、歩く、立つ、物を持つといった日常生活の動作をスムーズに行うことができます。関節は単なる骨のつなぎ目ではなく、次のような組織が協調して働いています。
・関節軟骨(骨の表面を覆い、衝撃を和らげる)
・関節包(関節を包む膜)
・靭帯(関節の安定性を保つ)
・腱や筋肉(関節を動かす)
これらのいずれかに障害が生じること、関節の痛みが生じ ます。
関節痛の主な原因
関節の痛みは、さまざまな原因で引き起こされます。主な原因には次のようなものがあります。
・ケガ・外傷:捻挫や骨折、靭帯損傷など
・使いすぎ(オーバーユース):スポーツや仕事による慢性的な負担
・加齢、変性:軟骨のすり減りによる変形性関節症など
・炎症性疾患:関節リウマチ、痛風、偽痛風など
関節痛の診断
関節の痛みの原因を正確に調べるために、以下のような診察や検査を行います。
問診
・いつから痛みがあるか
・どの関節が痛いか
・痛みの程度
・日常生活への影響
などを詳しく確認します。
身体診察
・腫れ
・熱感
・圧痛
・関節の動き
などを評価します。
画像検査
必要に応じて次の検査を行います。
・レントゲン(X線)
・CT
・MRI
これにより骨や関節の状態を詳しく確認します。
超音波診断装置(エコー)による診断
当院では、レントゲン検査に加えて、超音波診断装置(エコー)を積極的に使用しています。
「動いている状態」を観察できる
レントゲンでは確認できない筋肉、靭帯、腱の動きをリアルタイムで評価できます。
微細な変化を見逃さない
炎症の有無や程度、小さな骨折、靭帯や腱の損傷などを詳細に確認できます。
安全性と精度の高い治療が可能
患部を確認しながら注射を行うことで、より安全で正確な治療が可能になります。
関節痛治療
関節の痛みの治療は、原因や症状の程度に応じて行います。
当院では
・薬物療法
・注射療法
・リハビリテーション
を組み合わせ、痛みの軽減と関節機能の改善を目指します。
また、症状だけでなく
・生活習慣
・仕事やスポーツ
・日常生活の動作
なども考慮し、一人ひとりに合わせた治療と生活指導を行います。
先進的な治療の選択肢
症状やご希望に応じて、次のような治療を行うこともあります。
PFC-FD療法(自由診療)
患者さまご自身の血液から抽出した血小板由来成長因子を活用し、組織の修復を促す治療法です。長期的な抗炎症作用や鎮痛作用が期待できます。
・方法:患者さまから採血した血液を加工し、成長因子を凝縮した製剤を患部に注射します。
・特徴:自己血液を使用するため、アレルギー反応のリスクが非常に低いとされていす。
・保険適用:自由診療(健康保険はご利用できません)
・費用:165000円(税込/現金のみ)
プロロセラピー(保険適用)
高張液を患部に注射し、あえて軽い炎症を起こすことで、体が本来持つ修復機能を活性化させ、組織の回復を促す治療法です。
・対象:上腕骨外上顆炎(テニス肘)などの、なかなか治りにくい腱の障害など。
・治療間隔:1~2週間に1回、数回継続することで効果が期待できます。
・保険適用:健康保険が適用されます。
関節痛でお悩みの方へ
関節の痛みは
・加齢
・ケガ
・スポーツ
・炎症性疾患
などさまざまな原因で起こります。
早期に原因を調べて適切な治療を行うことで、痛みの改善や関節機能の回復が期待できます。
「関節が痛い」「動かすと痛む」「腫れている」など気になる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。